亜鉛

亜鉛欠乏症になるとどうなる? 症状・対策は?

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まず亜鉛とは?

 

亜鉛は人の体に必要不可欠なミネラルの1つで、体内の細胞に広く分布し、様々な役割を担っています。例えば、体内にある200種類以上の酵素に亜鉛が含まれています。

 

タンパク質をアミノ酸に分解する酵素や血液中のpHを調整する働きのある酵素、アルコールを代謝する作用のある酵素などです。また、細胞分裂にも関わりがあり、細胞の修理や修復に大きな役割を果たしています。

 

それから、免疫機能が正常に働く際に必要とされており、糖代謝にも深く関わっています。インスリンの合成には必要不可欠な成分です。その他にも、味覚や生殖機能にも関わりがあると言われています。

 

摂取量目安は、成人男性の場合は1日に10㎎、成人女性の場合には8㎎が推奨されています。

 

 

亜鉛欠乏症が発見された歴史・経緯

 

亜鉛欠乏症が発見されたのは、1960年代のことです。イランで成長が遅れている子供が多く見られたためで、詳しく原因を調査した結果、子供たちの食生活に原因があることが分かりました。

 

亜鉛の吸収を阻害する物質が多い食べ物をよく食べていたからです。これは小麦粉製品や豆類などに多く含まれる物質で、子供たちの毛髪の亜鉛量を測ると大分低い濃度でした。亜鉛を補給することで、子供たちの症状は改善していきました。
それから1970年代に入ると、子供ではなく成人の亜鉛欠乏症も発見されました。高カロリーの輸液で栄養補給をしている入院患者に様々な欠乏症の症状が見られたからです。当時は亜鉛や鉄、マンガン、ヨウ素などの微量栄養素の必要性が認識されていませんでした。

 

 

亜鉛欠乏症になるとどうなる?

 

亜鉛の摂取が足りなくて亜鉛欠乏症になってしまうと、体に様々な障害が起きてしまうことがあります。子供の場合には、成長障害が起きてしまうことがあります。成人の場合には、皮膚炎や脱毛症、味覚障害、性機能の低下などが起こる場合も。
また、亜鉛不足が原因の貧血になることもあります。貧血というと鉄分不足というイメージがありますが、亜鉛が不足しても血液中の赤血球が脆く、壊れやすくなってしまうことが分かっています。これは、亜鉛が足りないとタンパク質の合成が上手くいかなくなってしまうからです。

 

血液中の赤血球の膜はタンパク質で出来ているので、亜鉛不足により脆い膜になってしまいます。そして、膜が壊れてしまうと赤血球の数が減り、貧血になってしまうのです。

 

他にも、亜鉛が不足した際の状態として

  • 味覚障害
  • 視覚障害
  • 胎児の成長が
  • 生殖機能の衰え
  • 精神への悪影響
  • 免疫力の低下
  • 代謝への影響

などが報告されています。

 

 

亜鉛が欠乏する原因

 

亜鉛が欠乏する原因は、食生活によるところが大きいとされています。牡蠣やレバー、ウナギ、サンマ、ホタテ、アーモンド、チーズ、卵黄などの食品に多く含まれていますが、栄養バランスが偏った食事をしていると摂取量が少なくなってしまいます。また、動物性食品に多いミネラルなので、野菜中心の食生活をしている場合には不足しがちです。

 

それから、加工食品に含まれている成分が亜鉛の吸収率を下げる場合もあります。そのため加工食品が多い食生活をしている場合には、体内に吸収される量が減ってしまい欠乏する原因になってしまうこともあります。

 

現代ではライフスタイルの変化もあり、毎食きちんと栄養バランスのとれた食事を摂るのが難しいという現状も関係しています。

 

また、亜鉛は様々な理由で消費されます。飲酒喫煙、ストレス、偏った食習慣など、挙げるとキリがありません。

 

その中でも

  • 過度なストレス
  • 妊娠している
  • 授乳している
  • 過度の飲酒
  • 喫煙
  • 甘いものの摂りすぎ
  • 食品添加物の摂りすぎ
  • 亜鉛の吸収を妨げる成分を一緒に摂っている
  • 亜鉛の吸収を阻害する薬を服用している

などの原因に特に気を付けるようにしましょう。

 

亜鉛が不足する原因については、

亜鉛が不足する10の原因|あなたは何個当てはまる?

の記事でまとめていますので、参考にしてください。

 

亜鉛の多い食品は?何を食べればいい?

 

亜鉛は様々な食品に少しずつ含まれていますが、中でも亜鉛の含有量が豊富な食品は、

  • 牡蠣
  • 豚レバー
  • ほや
  • 牛肉

などです。

 

それぞれの食材にどれだけ亜鉛が含まれているかなど、詳しい情報は

亜鉛を含む食べ物まとめ|含有量・吸収効率・価格データあり

の記事でまとめていますので参考にして献立などを考えてみて下さい。

 

 

逆に亜鉛の過剰症になるとどうなる?

 

亜鉛を過剰に摂取してしまうと、様々な症状が現れる場合があります。

 

例えば、頭痛や発熱、嘔吐、倦怠感、腎臓障害、脱水症状、神経障害などです。しかし、これらの症状は、普段の食事だけで起こることはまずありません。

 

ただ、効果を高めようとサプリメントなどの服用量をオーバーして摂取してしまったりすると起こる危険があります。そのためサプリメントを使用する時には、決められた量を守る必要があります。

 

 

亜鉛の一日の上限はどれくらい?

 

亜鉛は体に必要不可欠な栄養素とされていますが、過剰摂取すると亜鉛過剰症になってしまうリスクがあります。

 

亜鉛は摂取量の上限が定められており、成人男性の場合は1日当たり40㎎から45㎎、成人女性の場合には、30㎎から35㎎程度とされています。

 

しかし、普段の食事では亜鉛を摂りすぎてしまうことはほとんどないと考えてもいいです。それよりも、亜鉛は不足しやすい側面の方が強いのでどちらかというと、亜鉛不足の方を気にしたほうがいいでしょう。

 

 

 

8割の人がダマされる含有量の罠

 

 

亜鉛を摂るにあたって、食材から摂ろうがサプリから摂ろうが含有量だけ見ていては『亜鉛を摂ってるつもり』になっているだけの可能性があります。

 

亜鉛は吸収率が低く、食事からは30~40%しか吸収されない上、

  • フィチン酸
  • 食物繊維
を含む食材が吸収を阻害することもあります。

 

サプリで摂ってるから大丈夫」と思っている方も安心するのは早いです。

 

例えば、亜鉛サプリに広く使われている亜鉛の有効成分である『亜鉛酵母』は、事前に熱処理がされていないと体内にほとんど吸収されません。

 

また、販売ページに『サプリ1粒あたりの亜鉛含有量』ではなく、『原材料100gあたりの亜鉛含有量』が書かれていて、実際のサプリには1粒1gも含まれていないことも往々にしてあります。

 

『亜鉛を摂取したつもり』になるだけでは、本当の満足感は得られません。

 

亜鉛を含有量だけでなく、吸収効率などを考えて摂ることで初めて亜鉛の魅力を知ることができます。

 

サプリであれば、有効成分の種類やメーカーの信頼性などを確認することも重要です。

 

それらについては、

亜鉛サプリおすすめランキングBEST10|サプリ嫌いの男が20種類から厳選!(2017.10.07更新)

亜鉛含有量だけを見ても意味ない!?|誰でも確実に亜鉛を補える方法

の記事をご覧ください。

 

ここまでお読みくださり感謝します。

     

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