刺身やお寿司として食べることの多い『ほっき貝』。この記事では、『ほっき貝』が亜鉛摂取に適した食材なのかどうかお検証しています。
Contents
ほっき貝は亜鉛摂取に適しているか?
以下は亜鉛摂取における『ほっき貝』の情報です。
亜鉛含有量(100g) | 1.8mg |
---|---|
亜鉛の吸収を助ける成分 | 動物性タンパク質、ビタミンC |
亜鉛の吸収を妨げる成分 | 無し |
価格相場(100g) | 250円~ |
※価格は時期によって変動します。
亜鉛摂取における『ほっき貝』のメリット
ほっき貝のメリットは、
- 動物性たんぱく質、ビタミンC(亜鉛の吸収を助ける成分)と一緒に摂れる
の点が挙げられます。
動物性たんぱく質と一緒に摂れる
ほっき貝には、亜鉛の吸収を促進させる動物性タンパク質とビタミンCを両方含んでいます。
したがって、他の食材と食べ合わせることなく、亜鉛の吸収効率を高めることができるのは嬉しい点です。
次に『ほっき貝』のデメリットに移ります。
亜鉛摂取におけるの『ほっき貝』デメリット
ほっき貝のデメリットは、
「亜鉛含有量が少ない」
こと以外には特にありませんでした。
少ないとはいえ、魚介類としては平均的です。
ただし、ほっき貝一切れ8gとして計算すると、10切れ食べてようやく1.4gほどの亜鉛を摂取できることになります。
1日の亜鉛の推奨摂取量が
- 男性:10mg
- 女性:8mg
なので、単純にほっき貝のみで亜鉛を摂ろうとすると60切れ以上も口にしなくてはいけません。
実際は、亜鉛摂取を一つの食材に頼ること自体、栄養バランスを偏らせることになりますので、考える必要もないことですが、亜鉛摂取の主軸にはならなそうです。
まとめ
ここまで『ほっき貝』のメリットやデメリットを交えながら情報を紹介してきました。
結果として、亜鉛含有量は心もとないものの、積極的に献立に取り入れることで亜鉛摂取には役立つ食材だといえます。
8割の人がダマされる含有量の罠
亜鉛を摂るにあたって、食材から摂ろうがサプリから摂ろうが含有量だけ見ていては『亜鉛を摂ってるつもり』になっているだけの可能性があります。
亜鉛は吸収率が低く、食事からは30~40%しか吸収されない上、
- フィチン酸
- 食物繊維
「サプリで摂ってるから大丈夫」と思っている方も安心するのは早いです。
例えば、亜鉛サプリに広く使われている亜鉛の有効成分である『亜鉛酵母』は、事前に熱処理がされていないと体内にほとんど吸収されません。
また、販売ページに『サプリ1粒あたりの亜鉛含有量』ではなく、『原材料100gあたりの亜鉛含有量』が書かれていて、実際のサプリには1粒1gも含まれていないことも往々にしてあります。
『亜鉛を摂取したつもり』になるだけでは、本当の満足感は得られません。
亜鉛を含有量だけでなく、吸収効率などを考えて摂ることで初めて亜鉛の魅力を知ることができます。
サプリであれば、有効成分の種類やメーカーの信頼性などを確認することも重要です。
それらについては、
【亜鉛サプリおすすめランキングBEST10|サプリ嫌いの男が20種類から厳選!(2017.10.07更新)】
【亜鉛含有量だけを見ても意味ない!?|誰でも確実に亜鉛を補える方法】
の記事をご覧ください。
ここまでお読みくださり感謝します。